■■■木造伏図の作り方■■■


1) 2階小屋伏図の作り方



★ポイント★
●図面に入る前に柱の位置を検討すること!
1階2階柱がなるべく同じ位置にくるように窓の位置1階2階柱の位置を見直してみる。

実際のやり方は、1F平面図上にトレッシングペーパーをあて、1階柱の位置にマル印を付ける。そのあとに2階平面図にあてて、同じように2階柱の位置にバツを付ける。

マルとバツ印がなるべく同一になるように、十分検討することが大切です。

実際には、なかなか上下柱の重ならないプランが多いのですが...。(笑)

重ならない場合は、柱を梁で受ける事になりますので、梁の検討で小屋荷重も考慮して梁成を決めることになります。

★ポイント★
●柱位置は平面図で決めるのではなく伏図で検討してから決めること
なかにはお施主様に先に柱の入った平面図を、提出してしまって言い訳が出来なくなり柱の位置を変えられなくなる方もいますが...。(笑)

また、柱を3尺ピッチで多く入れる方がおりますが、お施主様の特別の要望が無い限り多く入れるべきものではありません。当然経済的でなければならないのは、言うまでもありません。

★ポイント★
●最近は建前にレッカーを使うので、建て方順序を考慮して作図する
レッカー車の位置によって梁の組み方、継ぎ手の位置が変わります。
レッカーより遠い所から柱、梁を建てていきますので、作図するときに配慮しておく。
慣れない内は建て方順序を、図面に明記することをお勧めします。

梁の組み方を卍に組めば、梁を架けられないので避けてください。




●2階小屋伏図●

参考図面 2fkoya.zip


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